かぞくとあおぞら

** SONY α7R、Ricoh GR、GXR、DP2Mでつづった日々の記録。お散歩、家族、大切な何か **

[GR Digital4] CCDセンサーのゴミ除去  

R0148760
RICOH GXR + GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO


先日GR Digital4のCCDにゴミが付着したことを書きましたが、とりあえず可能な範囲で除去を試みました。
一応記録として残します。


本来はサポートに修理を依頼するべきですが、サポートに持ち込んだ方のブログでは 2万以上かかったと書かれているので、
ちょっと躊躇してしまいました。
しかも市場では新品が3万4,000円台まで下がっていることを考えると、ちょっと考えちゃいますよね。。。


で、いろいろ調べてみるとGRDはセンサーに汚れが見つかった場合はセンサーユニットまるごと交換となるようです。
確実にゴミを除去する、分解して清掃する手間を少なくする等を理由にそうしているのでしょうか?(ホントかな?!)
それに修理費用については送付して個別に見積もり依頼しないと分からないようです。

それにしてもゴミが混入しやすい構造ならば(メーカーも認めているらしいですが)、低コストでメンテナンスができるようにしてほしいですよね。

さて、それでは分解について解説します。
参考に他の方が分解していないか探してみましたがGRD4で同様の記事は見つかりませんでした。。。
(※ 分解は個人の責任において行ってください。二次的な故障の原因になるので分解はあまりお勧めしません。)

以下、手順の説明です。


<用意するもの>

・精密ドライバー
 プラス(1mm)、マイナス(~1.4mm程度)

・ピンセット
 手先が器用な人ならば、特になくても問題なしかもです。
 ただ、小さな隙間から作業を行う必要があるで、あると全然楽だと思います。
 (自分はピンセットがなかったので用意しませんでした。。。)

・ブロアー
 ブロアーもしくはダストブローを使います。
 ただし、ダストブローでセンサーの清掃を行うことは避けた方がいいようです。なぜなら高圧なガスで埃を吹き飛ばす際に傷をつける可能性があるからです。
 といいつつも、今回はスプレータイプのダストブローを使用しています。。。決して真似をしないようにしてください。

・トレイ
 ネジや細かい部品を置くために使います。なくても特に問題ありませんがネジをなくすと悲しい思いをすることに。。。


<手順>

作業時間 約30~60分(慣れると30分程度でできる作業です。)

1) 電池、メモリーカード、ホットシューカバーを取り外す

 背面の基盤がむき出しになるので感電を防ぐためにも電池は抜いておきます。また、メモリーカードも一応抜きます。
 ホットシューカバーは 2)の手順を行うために必ず外す必要があります。


2) ホットシューを外す

 ホットシューの金属カバーの隙間に、マイナスドライバーを差し込んで少し持ち上げます。
 そのまま手前にスライドさせると金属カバーを抜き取ることができます。

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RICOH GXR + GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO

 さらに、金属カバーの下には固定するネジが4本隠れているのでプラスドライバーで外します。
 ネジを取るとホットシューが取り外せます。


3) カメラ側面のネジを外す

 背面パネルを取り外す前に側面のネジを取り外します。
 ネジは全部で6本あります。

 分かりにくいネジの場所は2ヶ所。
 ひとつは前側のグリップの下。ネジは2つ隠れていますが、背面パネル側のみ外します。
 もうひとつは左上部にあるストラップ穴の奥にあります。

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RICOH GXR + GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO


4) 背面パネルを外す

 軍幹部の右側を軽く持ち上げ、背面パネルをゆっくりと開いていきます。
 2本の配線ケーブルがつながっています。

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RICOH GXR + GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO


4) 配線ケーブルをコネクタから抜く
 フィルム状の配線ケーブルが2本、本体側のコネクタにつながっています。

 1本は軍幹部付近にあるコネクタにつながっており、もう一本の広めのケーブルは背面ボタン裏あたりのコネクタにつながっています。
 マイナスドライバーで挟み込まれているツメ(?)を立ててゆっくり抜き取ります。

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RICOH GXR + GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO

広いほうのケーブル。液晶表示とボタンの信号用配線かな。

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RICOH GXR + GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO


5) CCDを押さえている金属版を外す

 GRD4は手ぶれ補正を内蔵しているため、GRD3までと構造が異なるようです。
 旧GRDはCCDがネジ留めされており、簡単にCCDにアクセスできたようですが、GRD4はアクセスが難しいようです。

 そこで諦めず、3枚の金属版を剥がしてゆきます。
 うち2枚は磁石になっていて、磁力で張り付いているため簡単に取り除けます。
 一番したの金属版は両面テープで張り付けられているため、ゆっくり剥がします。


RICOH GXR + GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO

3枚の金属板が見えます。一番下の金属板以外は磁石で張り付いています。


6) CCDユニットを軽く持ち上げ隙間をつくる

 5)で金属版を剥がすと、あとはCCDユニットだけです。
そのまま抜き出せれば楽ですが、手ぶれ補正関係のケーブルとツメがつながっており、これ以上の分解は非常に危険です。
 さすがにそこまでチャレンジする気にはなりませんでした。

 とりあえず、CCDユニットの角をつまんで軽く持ち上げると、なんとかCCDセンサー、レンズにアクセス可能になります。

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RICOH GXR + GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO

分かりにくいですが、CCDユニットを持ち上げて隙間を作ったところ。


7) 隙間からブロアーでゴミを吹き飛ばす

 6) であけた隙間にブロアーの先端を差し込みゴミを吹き飛ばします。
 ダストブローを使えば簡単に小さな隙間からゴミを吹飛ばすことができますが、前述のリスクがあります。

8) 逆の手順で戻す。

カバーを外した時と逆の手順で戻していきます。
特に金属板の戻し作業とケーブルの戻し作業には十分注意してください。誤動作の原因になります。
金属板の位置ズレはセンサーが手ブレを誤検知してモーターが異常動作を起こします。また、ケーブルの接続が悪いと液晶モニターが表示されなかったり、ボタン動作がおかしくなります。
完全にカバーを閉めずに動作を確認してからカバーを閉めるようにすると確実です。

以上で清掃完了です。

この手順である程度の清掃は可能ですが隙間からの作業になるため、確実に清掃ができるとは限りません。
あくまで埃を吹き飛ばせる範囲で手当てをするだけです。
確実にゴミを除去するためにはやはりサービスセンターに修理を依頼したほうがベターです。

この方法で一番気になっていたゴミ(繊維状のもの)はなくなったので、しばらく様子を見ながら使うことにします。






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tag: RICOH GR Digital IV 
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コメント

とても助かりました

GR DIGITAL IVで同じ症状に悩まされ、teru0320さんの記事にたどり着きました。分解すべきか否かと迷っておりましたが、丁寧な解説にとても助けられ、無事クリーニング完了しました。ありがとうございました!

URL | Sorasi #-
2013/08/21 16:30 | edit

Sorasi さん、こんにちは。

GR DIGITALで同じ症状で困っている方、ほんとうに多いみたいですね。
とりあえずクリーニングが成功してよかったですね、お役に立ててよかったです(^^)

URL | Teru #Bxe3eZlU
2013/09/07 09:55 | edit

承認待ちコメント

このコメントは管理者の承認待ちです

 |  #
2013/12/16 20:11 | edit

Re: フィルム状の配線ケーブル

PA さん。
こんにちは。しばらくブログへのアクセスができておらず、コメントに気がつくのが
遅くなってしましました。すみません。


質問いただいた件について回答できる範囲で申し訳ありませんが、以下にコメント
します。
ただ、ブログで描いているように自己責任となるため、あまり無理はなさらず症状が
重い場合はサポートに修理を依頼したほうがいいとは思います。


1)フィルム状の配線ケーブルは手で触っても大丈夫でしょうか

バッテリーを抜いて作業をしていれば特に問題はないとは思います。
もちろん、作業前に体についた静電気は逃がすことが重要だと思います。特に冬は乾燥して
いるため、静電気が発生しやすいので。。。
それと、手の脂がつかないように作業前に綺麗に洗うことは忘れずに。


2)どちらの配線ケーブルを先にはずすのが良いのでしょうか

どちらがよいということはありませんが、おそらく中央側のケーブルを先に外したほうが作業
がしやすいと思います。


3)配線ケーブルを2本ともはずす必要があるのでしょうか

こらは外さないと難しいです。
というより、外さないように作業を進めてもカバーを開こうとした際に抜けてしまう可能性が
高いです。
また、最後にケーブルをつけなおしますが、この作業は実は難易度が高く失敗すると液晶が表示
されなくなったり、表示が乱れます。

(自分も一度そういう現象になりましたが、つけなおして問題ないことを確認しました。
ケーブルをつけなおした後、カバーをビズ留めするまえに正常に動作するか確認したほうが
失敗を防げると思います。)

また、つけなおす際のコツは、ケーブルをコネクタに乗せたあとに一番小さい精密ドライバー
(マイナス)のお腹を使ってコネクタに差し込むやり方です。
くれぐれもケーブルを傷つけないように気をつけてください。

作業としてはここが一番危険で重要だと思います。
場合によってはショートして故障する可能性もないとは言えません。



4)「ツメ」はそれぞれどのあたりにあるのでしょうか
5)配線ケーブルをはずすときのコツを教えてください

裏板を外して隙間からのぞけば構造が分かると思いますが、コネクタと平行に薄い板状のツメが
あり、ケーブルを差し込むと倒れて閉じるようになっています。
(PCでもよく見る挟み込む仕組みです。)
言葉だけではなかなか伝わらないと思いますが、隙間からよく観察してみればわかると思います。
外す時は、マイナスドライバーをつかってこのツメを上げるとやり易いと思います。


> teru0320さんの記事を参考にしてGRD4のクリーニングに挑戦しました。
> でも、途中で断念しました。
> 背面パネルを外すところまではできましたが、
> フィルム状の配線ケーブルでつまずきました。
>
> そこでいくつか質問させて下さい。
>
> 1)フィルム状の配線ケーブルは手で触っても大丈夫でしょうか
> 2)どちらの配線ケーブルを先にはずすのが良いのでしょうか
> 3)配線ケーブルを2本ともはずす必要があるのでしょうか
> 4)「ツメ」はそれぞれどのあたりにあるのでしょうか
> 5)配線ケーブルをはずすときのコツを教えてください
>
> 不躾な質問ばかりで、申し訳ございません。
> どうぞご教示下さいませ。m(_ _ )m ...
> よろしくお願いします。

URL | teru0320 #-
2013/12/23 20:31 | edit

ありがとうございました。

個人売買で購入した品が、teru0320さんと同じ症状を抱えており、かつ、
リコーのサービスセンターで修理を断られてしまったので困っておりました。

仰る通りフィルム配線の取り付けに四苦八苦しましたが、私の方で行ったのは
マスキングテープをフィルム表裏(接点部ではなく)に貼り、そこをピンセットで
つまんでコネクタに押し込むというもので、若干楽に行えました。

ありがとうございました。

URL | 銀匙 #-
2018/04/08 19:38 | edit

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